SANMAN

思いつきの考えを垂れ流すブログ

X-fest 2015 Japanに行ってきた

関東はあいにくの降雪だったのでやめようかと思ったけど行ってきた。

X-festはAvnetが主催するXilinxFPGAに関するイベント。
世界各地で開催されており、無償のセミナーが受講できる。
http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/adaa/175722/

で、謎のノベルティをもらった。
PCクリーナーらしいが...。
どうすんだよこれ。

画像には無意味にエフェクトかけてみた。
Analog Devicesのノベルティは携帯スタンドなのでまあいいんだが、この謎ブラシの使い道はかなり難しい。
なぜ折れ曲がってるのか、スマイルマークがプリントされていたり謎が多すぎる。

感想

FPGAの採用プロセスが進んだ(28−20nm)ために電源設計などのアナログ部はより難しさを増すようだ。 多電源になるし、電源への制約も厳しくなる。 受け継がれし電源回路の単純なコピペは通用しなくなる模様。電源回路再設計のいい機会だよって言ってた。 DDR4などの高速動作への対応もあるし、基板設計・製造はこれまで以上に大切になる。 自分は基板設計はしないから余り使うことはないが、Xilinxも含め各種デバイスメーカーは設計に便利なエスティメーターやシミュレーターを無償で用意しているとのこと。

Analog DevicesやMaximの電源回路の自動生成とかはすごく良さそう。 基本的な要求を満たした回路がでてくるとのことなので、難しい箇所だけに力が注げる。

あとは高位合成。
思っていた以上に、ハード(FPGA)のこと考えずにCのコード書いてもイケるようだ。
並みのプログラマ、つまりコンピュータアーキテクチャの基本がわかるレベルやマイコン使えるレベルであればぜんぜん問題なさそう。 HDLとしてのCの採用はかなりアリっぽい。特に内部だけで完結するロジックとかをプログラマアウトソーシングとか出来そう。 あと個人的にはC2GateでなくC2RTLなのも良い。

RTLはゴリゴリの最適化、チューンナップ、ツール起因の不具合対応くらいしか出番なさそうだ。
最近流行りの機械学習の発展はC2RTLのコンパイラの進化を促すと思ってるから、2年もすればいろいろ解決してそう。
VivadoHLS等の高位合成の勉強を強化する必要があるなー。

今いじってて気がついたけど、謎ブラシの折れ曲がってるのは「コップのフチ子」的な脚部なんだな。机とかの縁に置くことで画像のような座った状態になる。ブラシ部は髪の毛ってのは分かるが、折れ曲がりはわからんかった。

コップのフチ子3 新色  6種セット