SANMAN

思いつきの考えを垂れ流すブログ

日本はカナダを見習え

日本はカナダのようになったらどうかという考え。

超大国アメリカの隣にいる先進国で、イラク戦争への派兵拒否するなど、アメリカに完全追従していない、そんなカナダ。
日本は学ぶべきところがたくさんあるんじゃないかと思う。
 

そういう本があった

もともとカナダがすごいなと思ったのはCivやってて思いついた。
隣に強国があると土下座外交で大変なのにカナダってわりといい位置にいるよなと。
以来、カナダのようになるべきだ論を飲み屋でまき散らしていたわけだが、最近こんな本を見つけた。
カナダの教訓 超大国に屈しない外交 (PHP文庫)

カナダの教訓 超大国に屈しない外交 (PHP文庫)

 

これがとても興味深い。

思いつきで「カナダよくね?」と思っていたが、この本ではカナダとアメリカとの壮絶な外交史が語られており、 カナダは自立外交のために修羅の道を歩んでいる立派な国であることがわかる。

ベトナム戦争での北爆に対する意思表示をめぐって、カナダ大統領(ピアソン)がアメリカ大統領(ジョンソン)に襟掴まれて拳を振り上げられたりするエピソードなんて初めて知った。

超大国の大統領に胸ぐら掴まれるとか怖すぎ。
 

興味深いところ

そもそもカナダ・アメリカ間についてあまり言及する人いないし、メープルシロップとホッケーの国じゃろってくらい知らないので、すべて面白いが、印象に残るのはエピローグの部分。
64年に出した、元アメリ国務省高官のジョージ・ボールのカナダの将来に対する見解。
カナダは、当面、自国の自主性を求める経済、外交政策を展開するであろう。
しかし、アメリカからの独立を志向することは、経済的代償を必要とする。カナダの人はアメリカの生活水準の四分の三以下に甘んじなけれればならないことになる。
長期的にはカナダ人は、甘んじることに我慢ができずにアメリカとの一体を求める。
経済の一体を求めれば、政治の分野での一体が進む。
本でもいっているが、まさにカナダ崩壊の予測。
カナダは国会崩壊の岐路に立ちながらも独立のためにはコストを払う。
それはカナダという国の成り立ち、国としてのアイデンティティがあり、それを守るためだから。
こんな立派な政治家日本に欲しい。
 

おわりに

米国の陰謀なのかしらないけど、なんでか政治的に注目されないカナダ。

とても立派で素晴らしい国です。

Civやってなかったら気にもしなかったね。

 

カナダつながりで、おすすめのメープルシロップはこれ。

メープルシロップは肉料理に使えるので結構使うのだ。 

スドー 100%メイプルシロップ 250g

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